塾や習い事の月謝の滞納をしたらどうしますか?
子どものことを考えると、続けさせてあげたいですね。
カードで支払えばいいですが、
現金というところが多いかもしれません。
ひとくちに、保証人といっても、連帯保証人という場合もあります。
保証人と連帯保証人の違いについて理解しておきましょう。
どちらも債務者(借主)が返済ができなければ、
代わりに返済しなければなりません。
例:
佐藤:「友達に頼まれて連帯保証人になったんですけど、
本人が払わなかったらどうなるんですか?」
先生:「残念ですが、あなたが全額払う義務が出ます。
『連帯』というのは、一緒に借りたのと同じ扱いなんです」
佐藤:「えっ…一部だけじゃなくて全部?」
先生:「はい。しかも貸主は、まず本人に請求する義務すらありません。
最初から保証人に請求してくることも可能です」
佐藤:「メリットってあります?」
先生:「ほぼありません。
信頼で引き受けても、あなたの人生に
大きな負担が来る可能性が高いです」
保証人と連帯保証人の違いは、
保証人の場合、債権者が債務者(借主)より先に請求をしてきたら、
債務者(借主)に請求するように言えます。
このことを、法律用語で「催告の抗弁権」といいますが、
しかし、債務者(借主)が、自己破産の手続きに入っていたり、
行方不明の場合には返済するしかありません。
連帯保証人の場合は、こうした権利が認められていません。
つまり、債務者(借主)と同じ責任があります。
あなたが、保証金額を上回る資力を持っているならいいですが、
そうでない場合は、
保証人、連帯保証人のいずれも、引き受けることはNGです。
友情を取るか?
安全を取るか?
ですが、人生は長いものです。
安全運転に徹しましょう。